食とケナフ類― 環境保全植物“ローゼル”の食利用

朝夕が涼しくなり、やっと秋が感じられるようになった平成24年9月27日（木）、18名の参加者を得て、午後1時から3時、勤労会館において「楪の会」を開催しました。　
森下敏子氏（S38家食、S46家修食）を講師に迎え、「食とケナフ類―　環境保全植物“ローゼル”の食利用」というテーマで、ご講演をいただきました。
ケナフが環境保全になぜ役立つのかから始まり、ケナフとローゼルの栄養や食味、成分の違いなど、詳細なデータを示しながらのご説明がありました。主に食用とされているローゼルについては、タイ、ミャンマーへご自身が出向かれ、調査・収集された情報をもとに多くの写真を示しながらお話くださいました。
また、村田好子氏（S39家食）がご自宅で栽培されているローゼルをたくさん持参してくださり、実際に手にとって鑑賞させていただき、ローゼルをより身近なものとしてとらえることができました。
後半は、ご持参くださった手作りのローゼル入りクッキーやローゼル・ティー、ジャムをいただきながら、質問や情報交換など、時が経つのを忘れて話が弾みました。
今まで何気なくいただいていたハイビスカス（ローゼル）ティーの美しい色とさわやかな酸味が、これからは一層深まって味わえるような気がします。